PeriDotはScratchなどのビジュアルプログラミングから、C,JavaScript,Pythonなどのテキストプログラミングへのステップアップ を目的としたプログラミング言語です。
PeriDotは"コンパイル"という手間がないインタプリタ型言語です。実行ファイルは一つにまとめられ独立しており環境構築もかんたんです。 REPL(対話形式)の実行方式をサポートしており気軽に学習をスタートできます
PeriDotはシンプルな文法、機能のインタプリタ言語です。順次、分岐、反復処理というプログラミングの根幹となる3つの概念を学ぶのに最低限の機能を有した言語となっています。 あえて機能を削ることで覚えることの少ない、学びやすい言語を実現しています。例えば反復処理を行う文は"loop文"のみ、分岐処理は"if-else式"のみとなっています。 また予約語の数も少なくし、予約語の名前は子供にもわかりやすいようにほとんどが中学英語レベルの単語となっています。 文法は比較的Cライクですが、if,loopの条件を "(" ")" で囲む必要がない、セミコロンが必要ない、という設計によりテキストプログラミングにおいて嫌われがちな慣れない記号のタイプ数を極力減らすことがきます
PeriDotはビジュアルプログラミングからテキストプログラミングへの過渡期に使われることを目的としているため、従来のプログラミング言語への移行が違和感なく進むよう設計されています。 文法が前述したようにCライクであるため、Cはもちろん、C#やJavaScript,PHP,Go,Javaなどへの移行はスムーズにできることでしょう。 今後は、JavaやC++,Pythonなどにも応用できるよう「オブジェクト指向」を簡略化した機能を搭載したいと考えています
PeriDotは動的型付け言語です。そのため初心者にとってCやJavaに入るときに壁となる「変数の型」を気にすることなく、かんたんに変数を扱うことができます。 また make n = 2 ;SAY("りんごは"+n+"個です");SAY(n+0.5) というような形もサポートしており、ほぼ型については気にすることなくプログラミングが可能です。
ビジュアルプログラミングからテキストプログラミングへ移行する際にまず困惑するのは「エラー」というものでしょう。ビジュアルプログラミングはブロックを組み合わせていくため 文法のエラーというものが存在せず、間違っていても間違ったなりの動きをします。 しかし、テキストプログラミングでは文法エラーや評価エラーというものが存在します。このエラーによってプログラミングを嫌になった人もたくさんいるでしょう。 初心者にとって英語で出されるエラーは最大の壁となります。 PeriDotではエラーメッセージを日本語で詳しく丁寧に表示することで、エラーを読みそれに対処する力を養うことができます。
PeriDotではインタプリタの評価(実行)過程を確認することができます。実行過程の確認ができることで、自分の意図しない処理が行われた場合に原因を探りやすくなります。 また、自分の書いたプログラムがどのように処理されていっているのかを確認することで、プログラミングにおいて重要な論理的な考え方を身につけることができます。 この機能はプログラミングの授業の説明においても有用と考えています。
PereeはPeriDotをオンライン上で実行可能にしたサービスです。初心者のかたはまずこちらから始めるのがいいでしょう。 Pereeについての詳しい説明は こちら
Pereeを利用しているとたまに出てくるこのキャラクター。名前は「ぺりどん」。エラーになると悲しくなり、うまく実行できると喜びます。
亀です。